一緒に、歩こう





「嘘…」





絶対ないと思った。

毎回、どんなに頑張っても

合格出来なかった矢野くんが。





「宣言通りじゃない…」




合格点を上回る点数で、

見事一発合格。

奇跡じゃないかと、

そう思わざるを得なかった。

だって彼は。




「クラスで1番点数がいい…、」




トップを取っていた。




「どうしよう…」




そうとなれば、

あたしは彼を祝うことが出来る。



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