一緒に、歩こう
「…悪ぃ」
もうすぐあたしの家。
今いる所は、
街灯1つで照らされている
細い路地。
「あたしここから1人で大丈夫だから」
あたしって、
こういう女だったんだ。
「もう本当に…、大丈夫、」
好きなのに。
関係のこと、考えない
わけにはいかなくて。
「送るって」
「いいの。本当にもう…、」
あたしを見て、とか思うのに。
こうして一緒にいてくれると。
周りの目とか、怖くなる。
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