一緒に、歩こう
帰宅時、竣と
職員室から一緒に出ることに。
と言っても、
たまたまなんだけど。
「本当この学校に実習来てよかった」
「いい学校でしょ?あたしも好、」
「芽衣子がいてよかった」
ふと、そんなことを言う。
あたしは笑って誤魔化した。
「落ち着いたらまた連絡する」
「分かった!待ってる、」
夕焼けが、今日はやけに紅い。
あたしは眩しさに目を細める。
「じゃあ…、またな」
「気を付けてね」
竣は車に乗り込むと。
1つクラクションを鳴らして、
去って行った。
あたしはその場から、
すぐ車に乗り込み
家に帰った。