恋は陽炎 ~道化師の初恋~
 亜美菜は説明した。ミステリーの早い段階で結末が想像出来ること。そして、それに沿って話が進んで行くことが嬉しいこと。亜美菜は説明に没頭した。 

「そうだったの。それは楽しいよね、きっと。これで気になってたミステリーの謎が一つ解けた」

 女性はまた優しく微笑んでくれた。 

「私、早見奈々。大学一年。よろしくね」

 亜美菜も自己紹介した。 
「亜美菜ちゃんかあ。可愛い名前だね」

「え、そうですか?でも、見た目よりは可愛いかもですね」

「そんなこと無いよ。亜美菜ちゃん自身も可愛いよ」
< 100 / 201 >

この作品をシェア

pagetop