恋は陽炎 ~道化師の初恋~
「エッチ?」

 亜美菜はカ―っと赤面した。エッチだなんて、生まれてこのかた考えたこともないし、言葉にしたことも無かったよ。 

「あ、ごめん。亜美菜はまだ処女だったよね?」

 あ―、ダメだ。これ以上言わないで・・・

「まっ、どっちにしろ、あいつとは分かれて今はフリーだからよろしくね」

 そう言って私の頭をポンポンと叩いて自分の席に戻っていった。

 エッチかあ・・・・

 あ、いや。私のドスケベ。
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