恋は陽炎 ~道化師の初恋~
 それから放課後まで、亜美菜の頭の中はエッチで満杯だった。 

 お陰で、今日一日の授業はパー。な―んも頭には入らず。

 終業のチャイムが鳴ると同時に亜美菜はカバンを抱え廊下に出た。 

 なんか変。なんだかドキドキしてる。 

 亜美菜は、後遺症を引きずったままいつもの待ち合わせ場所に向かった。

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