恋は陽炎 ~道化師の初恋~
「こんにちは」 
 彼はそう言うと、私が倒したままの椅子を起こした。 


「あ、ありがとうございます。すみません」 


「いいよ。気にしないで」
 彼は微笑みながら言った。
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