恋は陽炎 ~道化師の初恋~
 やっぱり、私にはいつもの私がお似合いなんだね。 


 トイレから出てカウンターの横を通り過ぎようとした時、あの男がカウンター越しに係の人と会話していた。 



 私は、ハッとして壁に身を隠し、その会話に耳を澄ませた。
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