幽霊の思い出話
「んー」
「どうした?」
「検索したら、色々出てきちゃってて。多過ぎるし、諸説あるみたいで場所がばらばら」
慰霊碑や墓など数個出てきた。
「まぁ、昔のことなんて分からねぇのが普通だもんな」
「だよねぇ・・・。ねぇ、この人はいつ亡くなったの?」
「確か俺とそんなにかわらなかったはずだ」
「確か今から百五十年前だった?」
「あぁ。多分それくらいだ」
私は左之のことも、彼らのことも何も知らない。