ありがとう…最後の日まで…
「おはよう、綾」
「おはよう」
作り笑いをして、美夏に返した。
美夏は心友でも有ったから、流石に
隠せなかったみたい…?
「怜はきっと天国で綾の幸せを祈ってるから…
ちゃんと、ほら?笑わないと怜悲しむよ?」
「ありがとう…でも、
私だけ幸せに何てなれないよ…」
涙がこぼれそうになるけど
人の前では泣けないよ…
だって、怜と約束したから…
俺以外の奴の前で泣くなよ?
他の奴にお前の泣き顔見せなくないから…
わがままで、ごめん…
怜、
嬉しかった。愛されてるんだなって…
急に居なくなっちゃうなんて…
ひど過ぎるよ…
話したい事まだ沢山有るのに…
帰り道は
辛いよ、1人きりの時間は
やっぱり泣いちゃうんだもん…
隣にはいつも怜の影があったのに。
今は無い…
公園のベンチ…
よく此処で2人話したな…
誰もいない公園のベンチ…
1人で泣くのには
ピッタリたね?
逢いたいよ…
…
「ハンカチどーぞっ」
誰⁈
顔を上げると…