愛染夢路



「先生?」

どこを探してもいない―――…



「弥生ー島津先生なら今帰ったよ~」


なっちゃんが教えてくれた。



でもここは4階。

降りて行ったら間に合わない。


カチャッ


!!





窓を開けて下を見ると…

先生の姿があった。




「先生!!島津先生!!」



気づいてくれた。





「そこで…待っていてください!!」






叫び終えた後…私は階段ダッシュをした。

きちんと言うんだ。







私の想いを――――――――…


< 131 / 211 >

この作品をシェア

pagetop