愛染夢路



「これ…お前に渡そうと思って…」

はい、と渡したのは…



「第二ボタン!?えぇぇ」

驚きすぎの私に、



「お前のこと、まだ諦めてねーんだ。

今はまだいい。だから…考えていてくれねーか?…それと、島津からは貰えねーだろ?ボタンはさ。」




あまりにも突然すぎてびっくりした。


嬉しかったけれど……




「分かった。考えとく、ね」



小さく天宮が後ろでガッツポーズをしているのが見えた。







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