愛染夢路




先生…

私、今でも先生のこと好きだからね?



嫌いじゃないんですからね?




「あ…高原?」



島津先生がいた。



「また…帰ってきますね?」

先生の匂いが鼻についた。

「もう、帰ってこないでいいですよ?」

え?ちょっ…泣きそ―…



「うそうそ!冗談ですよ?また…来てください」

最後に握手をした。




もっかい生まれることがあるのならば



私はまた先生のこと好きになるのかな?

そうだろうね?



私のことだもん!

先生のこと見つけ出すんだろうね?




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