愛染夢路

国語の時間に手紙が廻ってきた。



『宇野Tには気をつけな!!』




多分…愛の走り字だったと思う。




「ねえねえ!さっきの手紙って…」



いい終わる前に愛に口を塞がれた。



「ちょい待ち!トイレ…行くよ!」


ダッシュで行くと…夏菜が泣いていた。



「どうしたん?」

オロオロとした私に愛は冷静に言った。



「宇野に…やられたって…」


「え?」





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