愛染夢路


「来た!!」



私は待ち合わせ場所は…職員駐車場。



「ん~いないなぁ?」

わざとらしくこっちをジロジロと見た。



「何ですか?」

ニタァ~と笑って



「ねえ?俺…せんせぇのこと好きぃ?」

と聞いてきた。

え?という間もなく、私の体が宙に浮いてることに気づいた。





「や…ヤダ―――!!」

黙れよ!という風に口を強く押さえられた。




怖いよ…




助けて…





誰かぁ…












愛…夏菜…



先生――っ





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