愛染夢路


あの別れ話を出してからも私は天宮と友達として仲が良くなっている。



「高原~!」




授業が始まっているのになんだか集中できない。
先生の声なんて聞こえてない。



「次のとこから読んで…っておい??高原?」



社会の大森先生は言っているけど…考える力さえ無かった。



「高原?大丈夫か?」



心配しているのか分からない感じで聞いてきた。

頭…もの凄く…痛い…



「あ…はい…」

読み終えた後カタンと席についた。

なんだろぉ?



もしかして……?風邪かなぁ?

バレンタインなのに…なぁ…








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