今宵、最後の一杯を…

 マスターは離れようとした美保の体を引きずり寄せ
絞り上げるようにきつく抱きしめた。

胸の中で抵抗すると少し困った顔をして

左手で美保の両腕を後ろにまとめあげ
 
その体を逃がさないように、カウンターへと追い詰めた。

 そして右手でブラウスのボタンをはずしていき
胸元をはだけさせる。

 脇から手を滑り込ませて背中にまわした手が
器用に「ぱちん」と音をたてて…ブラのホックをはずした。

 胸の締め付けが取れて、白いレースを重ねたキャミの紐がずり落ちる。

 こぼれでた胸をマスターの指先がゆっくりと撫でていく…

 思わず零れ出た甘い声が合図となって

 貪るように胸中をむしゃぶられ執拗に玩ばれる。

 
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