今宵、最後の一杯を…
「悪い子だ…。俺の腕の中で他の男のこと考えたね…。」
とてつもなく黒い嫉妬に満ちた瞳に囚われた。
このときだけでも…求められている…その執着が嬉しい…。
ひどく抱かれれば塗り替えられる?
「毒をもって毒を制す」なんて
二日酔いの朝の向かい酒みたいに性質(たち)が悪い…。
掴まれた腰が…大きく開かれた脚に割り入った体が…
火照りきった内側の欲に…ひと息で押し入ってきた…。
立ったままの姿で、容赦なく突き上げてくる動きに
途方もない快楽と圧迫感をひきうけて、粉々に砕け散るかと思った。
無意識に逃れようとする腰を掴んで引きもどされては
深く…深く…最奥まで打ち付けられる。