今宵、最後の一杯を…

 かわいそうに…ひどいことをした自分のことを
思いっきり棚にあげて

 あの男に猛烈に怒りがこみ上げてきたーーー。

 
 とりあえず…冷静になれ…俺…。


 美保の側から離れたくなかったけど
 
 寝返りを打ったときに露になった
 
 うなじの白さに、けしかけられた欲望が首をもたげた。

 
 情熱も興奮も性欲も…冷ましてやらないとかなりまずい…。

 
 
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