今宵、最後の一杯を…

 これ以上ここにいれば危険だと

 風呂に入ることにして部屋を出た…。

 
 熱を持った体の芯を溶かし流すように

 頭から冷たいシャワーを浴びる。

 
 表面の熱は確実に下がっているのに内面にはこもったままで、たちが悪い…でもいくら夏だからといっても、これ以上水を浴びれば間違いなく風邪ひくな…。

 「はぁーーーっ。」と盛大に溜息をついて、風呂を後にした。

 
 
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