そこにいて笑ってて
「じゃあ‥‥
なんでキスなんか‥‥」
「ごめん。
これで、あきらめて」
そこでふと、俺は気がついた。
バタン!
出て行く琴ちゃんの背中を見送りながら。
俺は思った。
俺の口が勝手に動いたのなら‥‥
俺があいつの事好きじゃないのなら‥‥
俺はなぜ、否定しなかった?
俺はなぜ、琴ちゃんを引き止めなかった?
あぁ‥‥
そっか。
俺の口が勝手にしゃべった事は、
間違ってねぇんだ。
なんでキスなんか‥‥」
「ごめん。
これで、あきらめて」
そこでふと、俺は気がついた。
バタン!
出て行く琴ちゃんの背中を見送りながら。
俺は思った。
俺の口が勝手に動いたのなら‥‥
俺があいつの事好きじゃないのなら‥‥
俺はなぜ、否定しなかった?
俺はなぜ、琴ちゃんを引き止めなかった?
あぁ‥‥
そっか。
俺の口が勝手にしゃべった事は、
間違ってねぇんだ。