[【殺人ゲーム】クリック!]
もう一人のN?
『來姫、今回の抗争は、君の出る幕じゃない。』
流の言葉にピクリと反応する。
『どうして?』
『君に皆殺しは、絶対に出来ないから。』
キッパリと言い切る流に、來姫は自分を侮辱されたように感じた。
『何でよ!この瞳があれば誰だって殺せるわ!!貴方のことだって殺せるのよ!?』
『…ああ、そうだね。』
流はあくまで冷静に応える。
『それに、貴方が今ここに居るのは誰のおかげか分かってる!?
あたしが取り調べ中の殺人を実行しなかったら、貴方は今ブタ箱の中なのよ!?』
ハァ、ハァ、と息を整える來姫を見た後、流はフッと俯いた。
『…そのサタン・アイが、第三者によって偽装工作されていたら?』