[【殺人ゲーム】クリック!]
「友里亜を、知ってるの…?」
『…まぁな。
ところでお前、名前は?』
「…亜季。」
『亜季。気付いてるか?
このゲーム、会員登録したが最後、逃げられない。』
「!」
『厄介なことにこの世界、現実とリンクしている。』
「嘘っ!…ってことは何…?
現実で、あたしが友里亜を殺すってこと…!?そんなことする訳ないじゃない!!」
『…現実でこの女を殺すのは亜季じゃない。ただ、この世界で亜季が殺したから、その女は現実でも死ぬ。…ただそれだけだ。』
真輝は落ち着いた口調で言った。
「あたしが殺したから…?
現実でも友里亜が死ぬ…?
馬鹿げてる!そんな訳…」
『今に分かる。』
亜季の言葉を遮って、真輝は言った。
その言葉が全てを示していた。