[【殺人ゲーム】クリック!]
リアル
翌日――
気分は悪かったが、確認の為、亜季は重い体を起こして学校へ向かった。
「おはよ。」
「おはよ〜!」
平凡で、いつもと何ら変わりない風景。
亜季はストンと自分の席に着いた。
何気無く辺りを見回す。
「…!」
…居る。
居るではないか。
友里亜がそこに。
ピンピンしているではないか。
…まさか夢?
悪い夢でも見たのだろうか。
こっそりと携帯を確認するが、やはりブックマークには【殺人ゲーム】が入っている。
「真輝が嘘をついたってこと…?」
やはりあの男、信じられない。