[【殺人ゲーム】クリック!]
「え‥?」
「まじで…俺、亜季のこと好きだから‥
あ゙ーっ恥じぃ!!」
真っ赤な顔を、朝陽は方手で覆った。
耳まで赤く染まっている。
「…朝日みたい。」
フッと笑いがこぼれる。
「笑うなバカ」
そう言って、朝陽は亜季を抱きしめた。
朝陽の体温が伝わってくる。
心臓の音が聞こえる。
朝陽の匂いに包まれる。
だけどあたしは‥
「朝陽ごめん、付き合えない。今は‥」
朝陽がゆっくりと体を離す。
「今は‥って?
…亜季、お前マジで何かしてんの?どんどんやつれてってんじゃん!鏡見てみろよ!」
朝陽の必死な顔に、あたしはずいぶん鏡を見ていないことに気付いた。
鏡を見る。
そこには痩せ細り、目の下には濃いクマができた自分がいた。