[【殺人ゲーム】クリック!]


「………………。」


『あ、来た。』


「え?」


亜季が顔を上げた瞬間。


ブワッと、真輝が目の前を駆けて行った。


何事かと目で追う。


真輝は、金色に髪を染め、肩で歩く若い男の背後に忍び寄った。


フワッと、左手を自身の右耳辺りに近付ける。


手をピンと伸ばして。


< 25 / 197 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop