[【殺人ゲーム】クリック!]
『貴方、血しぶきが凄そうね。
考えただけでゾクゾクしちゃう!』
雨希は次から次へと真輝目掛けてトランプを投げる。
それを、真輝はギリギリで全てかわした。
雨希の目の前まで近づく。
『その頸動脈、頂きっ!』
雨希はトランプを指の間に挟んだまま、ビュオッと真輝の首を狙った。
『!』
瞬間、雨希の動きが停まる。
今の今まであった真輝の姿が無い。
『残念だったな。』
『なっ…』
トン…首の後ろを叩くと、雨希はユラリと倒れた。
それを受け止め、地面に寝かせる。
『…痛い。』
刺さったままのトランプを見つめながら、真輝は呟いた。