[【殺人ゲーム】クリック!]


『この子が敵じゃないって、どういうことだ?亜季を襲ってきたんだぞ?』

真輝が静かに怒る。


『嫉妬したんじゃないの?
せっかく紅一点だったのに、女は2人もいらないって。』


『紅一点?何のことだ。
俺らみたいなのが他にも居るのか?』


真輝は身を乗り出して問い詰めた。


『知らないの?…この世界には、
MURDERとBANISHが居る。』


「マーダーとバニッシュ…。」

亜季が呟くと、瑠樹は続けた。


『あんたらはMURDER。
つまり、殺人を行う者。
会ったでしょ?BANISH。
あいつらは僕らを追放する者。
つまり、僕達の敵だ。』


亜季は少し思案した後、ゆっくりと口を開いた。


「つまり…あなた達は…仲間…?」


亜季の言葉に、瑠樹は目を真ん丸くさせた後、笑った。


『そうだね。よろしく、亜季。』


< 61 / 197 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop