[【殺人ゲーム】クリック!]
『この子が敵じゃないって、どういうことだ?亜季を襲ってきたんだぞ?』
真輝が静かに怒る。
『嫉妬したんじゃないの?
せっかく紅一点だったのに、女は2人もいらないって。』
『紅一点?何のことだ。
俺らみたいなのが他にも居るのか?』
真輝は身を乗り出して問い詰めた。
『知らないの?…この世界には、
MURDERとBANISHが居る。』
「マーダーとバニッシュ…。」
亜季が呟くと、瑠樹は続けた。
『あんたらはMURDER。
つまり、殺人を行う者。
会ったでしょ?BANISH。
あいつらは僕らを追放する者。
つまり、僕達の敵だ。』
亜季は少し思案した後、ゆっくりと口を開いた。
「つまり…あなた達は…仲間…?」
亜季の言葉に、瑠樹は目を真ん丸くさせた後、笑った。
『そうだね。よろしく、亜季。』