[【殺人ゲーム】クリック!]
翌日、学校に行くと、教室は一つの話題で持ちきりだった。
「マジかよ、やばくね?」
「まさか珠樹と朱里まで…」
「昨日、家に警察来たよ!
マジ、ドラマみたいだし!」
「いいかげんにしなよ!」
突然の怒声に教室中が静まり返る。
「人が死んでんだよ?3人も。
同級生が死んだっていうのに、何 盛り上がってんの?
恥ずかしいとか思わない…?」
彼女の言葉に、誰もが ばつの悪そうな顔をして俯いた。
丁度いいタイミングでチャイムが鳴り、各々が席に着くと何やら小声で話し始めた。
「よく言うよな。死んだ3人って、全員 怜衣の嫌いな奴らじゃん。」
「怜衣が殺したんじゃないの?」
怜衣(レイ)…、確かに死んだ3人を、彼女は嫌っていた。
亜季は、果たしてそこまで考えていたのだろうか…。