[【殺人ゲーム】クリック!]
何故 怜衣がそれを…
まさか携帯を見られた…!?
焦る亜季に反して冷静な怜衣。
「あたしも、その世界の住人なの。」
「…え?」
亜季の周りの、全ての音が消えた。
時間が止まっているかの如く、何も聞こえない。
「ラストR…、名前くらいは聞いたことあるでしょ?
あたしが、そのラストR。」
「まさか!だって…」
「何で現実世界で疑いがかかるようなことしたのかって?
面白いからよ。」
怜衣の言葉は、ひどく冷めていた。
「…3人をかばったのも嘘だったの…?」
「いい子ぶらないでよ。」
鋭い声色に、思わず肩を揺らした。
「あの3人、あんたが殺したんでしょう?」
「何でっ…!」
「全てお見通し。」
ニンマリと笑う怜衣を、至極 恐ろしいと思った。
これがラストRの正体…
まさかこんなにも身近に居たとは…。