[【殺人ゲーム】クリック!]
ゲーム、スタート。
「美和、ちょっといい?」
廊下に呼び出す。
『何?』
「美和に話があるって男の子が居るんだけどさ、放課後 屋上に来てくれないかって。」
『えっ!?』
「あと、恥ずかしいから誰にも言わないでって。」
『う…ん、分かった。』
笑みを溢して、美和は教室へと戻っていった。
「…つまんない。」
もっと刺激が欲しい。
もっと難しい状況で殺したい。
こんなに簡単に殺れるシチュエーションなんて望んでない。
亜季は深い溜め息を吐いた。