[【殺人ゲーム】クリック!]


屋上の扉を開けると、突風が吹き荒れた。


空は、蒼い。


『…あれ?亜季。』


「美和。」


『えと…男の子は?』


「うん…あそこ。」


そう言って、グランドを指差す。


『どこ?』


近付いてくる。


「真下だから、もっと身 乗り出さないと見えないよ。」


そう言って

あたしは美和を

突き落とす。





美和は叫びもせずに、ただ落下していく。


ダンッ


美和があの世へ旅立った音を、亜季は屋上の真ん中で聞いた。


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