まだ君を愛してる
水族館に着くと、彼女は歓喜の声をあげた。
「わぁ・・!綺麗!!」
「そうだねー、でもこの海は泳げないねー」
「どうして・・?」
「汚いし、何より波があるから流されやすいんだよ。だから危ないんだ」
「詳しいねー。」
あはは、と笑って館内に入る。
涼しい館内ではお土産コーナーは人で溢れかえっていた。
「すごい人だね・・。」
「そうだね、でもお土産コーナーはまだ行かないから安心していい・・と思う。」
俺も混雑状況を把握できてないのでそのへんは曖昧なのだ。
館内の魚や海辺の動物を見ていると、彼女は「そういえば・・」と声を漏らした。
俺は、まだ告白するときではないのでまだ言うつもりはない。
だけど彼女からそれを催促されたらするほかはない。
でも彼女がそこまで積極的だとも思えない。
「どうしたの?」
「私、廉さんの本当の名前知らない・・。」
「あ、そうだったね。俺は篠崎優輝だよ」
「優輝くんかぁ、了解!私は楠木さくらって言います」
「さくらちゃんね、了解」
名前もゲットしたし、あとは夕方を待つばかりである。
夕方、涼しくなってからのがいいと思ったのだ。
ただでさえ暑いのに告白して暑い状況を作っても・・と思ったのだ。
甘いムードを、とか全く考えてないしそもそもそういうのが苦手なのである。
「わぁ・・!綺麗!!」
「そうだねー、でもこの海は泳げないねー」
「どうして・・?」
「汚いし、何より波があるから流されやすいんだよ。だから危ないんだ」
「詳しいねー。」
あはは、と笑って館内に入る。
涼しい館内ではお土産コーナーは人で溢れかえっていた。
「すごい人だね・・。」
「そうだね、でもお土産コーナーはまだ行かないから安心していい・・と思う。」
俺も混雑状況を把握できてないのでそのへんは曖昧なのだ。
館内の魚や海辺の動物を見ていると、彼女は「そういえば・・」と声を漏らした。
俺は、まだ告白するときではないのでまだ言うつもりはない。
だけど彼女からそれを催促されたらするほかはない。
でも彼女がそこまで積極的だとも思えない。
「どうしたの?」
「私、廉さんの本当の名前知らない・・。」
「あ、そうだったね。俺は篠崎優輝だよ」
「優輝くんかぁ、了解!私は楠木さくらって言います」
「さくらちゃんね、了解」
名前もゲットしたし、あとは夕方を待つばかりである。
夕方、涼しくなってからのがいいと思ったのだ。
ただでさえ暑いのに告白して暑い状況を作っても・・と思ったのだ。
甘いムードを、とか全く考えてないしそもそもそういうのが苦手なのである。