まだ君を愛してる
楠木 さくら
さくらside...
暑い暑い、夏がやってきた。
外を見れば同年代の男の子や女の子が笑いながら通り過ぎていく。
私はそれを窓越しに見つめてため息をついた。
「はあ・・怖くなければ遊べるのに。」
私は真っ青な空に浮かぶ白い綿菓子のような雲を見つめて手を伸ばした。
届くはずもない高い場所。
そこには絶対にいけない。
私は飛んでみたかった。
小さな篭から飛び出して大きな空を飛びたくて。
だけどそれは出来なくて・・
『人が怖い、男の子が怖いんです。』
自分の恐怖をカウンセラーに打ち明けてみたりもしたけれど
やっぱりその恐怖は取れることはなかった。
「外・・出ても遊んでくれる人はいない。」
そうこうしているうちに、私は毎日部屋の隅っこに置いてあるパソコンで遊ぶ生活に浸るようになった。
暑い暑い、夏がやってきた。
外を見れば同年代の男の子や女の子が笑いながら通り過ぎていく。
私はそれを窓越しに見つめてため息をついた。
「はあ・・怖くなければ遊べるのに。」
私は真っ青な空に浮かぶ白い綿菓子のような雲を見つめて手を伸ばした。
届くはずもない高い場所。
そこには絶対にいけない。
私は飛んでみたかった。
小さな篭から飛び出して大きな空を飛びたくて。
だけどそれは出来なくて・・
『人が怖い、男の子が怖いんです。』
自分の恐怖をカウンセラーに打ち明けてみたりもしたけれど
やっぱりその恐怖は取れることはなかった。
「外・・出ても遊んでくれる人はいない。」
そうこうしているうちに、私は毎日部屋の隅っこに置いてあるパソコンで遊ぶ生活に浸るようになった。