まだ君を愛してる
「でも、高校で留年ってあんまりないよね?」
「うん、俺の場合は酷すぎたみたい。」
「何をしたの?」
聞くべきだった。
聞いても彼を怖がることは絶対ないと私は確信していたから聞くことに不安はなかった。
「実は、俺去年の高校3年の夏の日かな・・教師をぶん殴って怪我させちゃったんだ。」
「どうして・・?何かされたの?」
「ううん、あのときは暴れるのがとにかく好きだったんだ。イライラをぶつけるために何もしてない教師を怪我させた。」
「・・その先生は?」
「俺が留年処分になったところでかばってくれた。だけど、それもイラついて余計なことすんじゃねえ!って優しさも押し返しちゃったんだ。」
「そっか・・。」
「その怪我を負った先生は生きてるけど、俺の学校にはいないよ。俺が危険だってんで校長がほかへ飛ばしたんだ。」
「ひどいね・・その校長先生。」
「そうかな?俺がしたことがそれだけ悪いってことだ。俺が一番悪いんだよ。」
「・・辛いこと聞いてごめんね。」
「大丈夫だよ。謎ちゃんが気にすることじゃない。」
「うん・・でもね!これで私廉君と会うことに迷いがなくなった気がする!」
「じゃあ・・?」
「会おう!」
「ほんとに?」
そのあと、現実世界でいつ会うかを決めた。
翌日の昼1時に池袋駅から徒歩で3分のカフェで待ち合わせになった。
一応、迷子にならないように携帯の番号とアドレスを教え合って、私の本当の顔と、廉君の本当の顔を写真に撮って見せあった。
廉君の顔立ちを見るからに暴力行為をするようには思えなかった。
会っても怖くない、とそのときに思った。
この人なら怖くないから安心できる・・と。
「うん、俺の場合は酷すぎたみたい。」
「何をしたの?」
聞くべきだった。
聞いても彼を怖がることは絶対ないと私は確信していたから聞くことに不安はなかった。
「実は、俺去年の高校3年の夏の日かな・・教師をぶん殴って怪我させちゃったんだ。」
「どうして・・?何かされたの?」
「ううん、あのときは暴れるのがとにかく好きだったんだ。イライラをぶつけるために何もしてない教師を怪我させた。」
「・・その先生は?」
「俺が留年処分になったところでかばってくれた。だけど、それもイラついて余計なことすんじゃねえ!って優しさも押し返しちゃったんだ。」
「そっか・・。」
「その怪我を負った先生は生きてるけど、俺の学校にはいないよ。俺が危険だってんで校長がほかへ飛ばしたんだ。」
「ひどいね・・その校長先生。」
「そうかな?俺がしたことがそれだけ悪いってことだ。俺が一番悪いんだよ。」
「・・辛いこと聞いてごめんね。」
「大丈夫だよ。謎ちゃんが気にすることじゃない。」
「うん・・でもね!これで私廉君と会うことに迷いがなくなった気がする!」
「じゃあ・・?」
「会おう!」
「ほんとに?」
そのあと、現実世界でいつ会うかを決めた。
翌日の昼1時に池袋駅から徒歩で3分のカフェで待ち合わせになった。
一応、迷子にならないように携帯の番号とアドレスを教え合って、私の本当の顔と、廉君の本当の顔を写真に撮って見せあった。
廉君の顔立ちを見るからに暴力行為をするようには思えなかった。
会っても怖くない、とそのときに思った。
この人なら怖くないから安心できる・・と。