まだ君を愛してる
「あれ？でも、優輝は・・『だから・・・お前が・・・ように・・・だよ！』って言ってなかった？」

そこでまた彼は笑い出した。

「そこまで聞いてたんだね、嫉妬してくれてたのかな。ありがとう。」
「そんなんじゃないから！あれはどういうことなの？」
「あれはね、「だから、俺はお前が思うように動けるほど度胸がねえんだよ！っていうか財布の中身もねえんだよ！」って言ってたんだよ。」
「・・そこまでチキンだったっけ？」
「失礼な。わかってくれてると思ってたんだが・・」
「わからなかった・・かも。」

そこで私はようやく謝ることができた。

「変な誤解してごめんね・・」
「いや、黙ってた俺が悪い。ごめんね。」
「うん・・優輝、今日はわざわざきてくれてありがとね！またデートしてね！」

私はそう言って青信号の横断歩道を歩きだした。
すると、私に「危ない！前みろ！」と優輝が叫んだ。
私は前を向くと私に突っ込んでくる車と目があった。
次の瞬間、私の体は宙に舞った。
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