てふてふがーる☆


草むらでこっそり変化し、いつもなら颯爽と飛び出してゆくのだが、今日は思わず足をとめた。



「もう、やめてください!」



魔女の前に立ちはだかったのは、ツインテールの女子生徒。

ブレザーの色から、中等部の生徒だとわかる。


「こんなことして何が楽しいの!?」


「共学にすれば文句ねぇし、嫌がらせもやめてやるって、学園長には話したんだけど?」


「ねえ、この子呪っちゃおうよ」


< 3 / 22 >

この作品をシェア

pagetop