てふてふがーる☆
「ありがとうございます」
女子生徒は頭を下げた。
最初、標的にされていた生徒は失神しているらしい。
「あのっ、あなたが、てふてふがーる?」
がーるという呼び名には違和感があるが、スノーホワイトは頷いた。
「そう、そしてあなたも同じよ」
「えっ?」
「あなたも友達を助けようとした。その気持ちが大事」
スノーホワイトは桃色のコンパクトを生徒の手にのせた。
「これを使えば、きっと人を助けられるわ」