君は弟?それとも彼氏?
「うわ~水族館なんて何年ぶりだろ!」


「喜んでもらえて良かった」


「あたしも連れてきてもらえて良かった♪」


あたしは廉の手を引いた。


「次行こっ!」


「引っ張んなよ//」


「リオか?」


急に後ろからとても聞き覚えのある声で名前を呼ばれた。


やっぱり、会っちゃったか。


あたしは声がした方へ向いた。


「やっぱり、リオか」


「悠斗・・・」


「何でこんなとこに居るんだ?」


「来たらダメなの?」


イライラする。


もう顔見なくて済むって思ってたのに。


「ダメって訳じゃないけどさ・・・コッチは?」


「悠斗に関係ないでしょ?」


「冷てぇなー俺一応元カレなのに~」


元カレ?


よく言うよ。


ふざけて付き合ってたくせに。


「元カレさん?人の女に気安く話しかけてくんなよ」


「あぁ~これは失礼。やっぱ彼氏なんじゃないか」


「リオ行くぞ」


あたしは廉に手を強く引っ張られた。


ありがとう廉。
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