君は弟?それとも彼氏?
居るのは・・・


「一緒に居た彼か?」


あたしは頷いた。


「廉はとても優しくて、ちょっぴりガキっぽいところもあるけどあたしの欲しい言葉をくれるの」


「そっか」


「悠斗、あたしはあなたのことが大好きでした」


涙が止まらない。


こんなにもあなたはあたしの中で大きな存在だったんだね。


「俺もだよ。今でもそうだ」


「今でも思ってくれて有難う。でも、あたしは進むね」


「リオ、愛してる」


そんな言葉、今頃遅いよ。


「さようなら」


こうして悠斗とのことには終止符をうつことが出来た。


今はものスゴク廉会いたい。


早く帰らなくちゃ!


廉が待っているあの家に・・・。
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