君は弟?それとも彼氏?
少しふてくされる俺。


それと裏腹にリオは母と話していた。


色々言い訳しているようだ。


助けてやるか。


「母さん」


「廉」


「リ、姉ちゃんが2人が居なくなるのが寂しいって言って泣き出したから慰めていただけです」


「廉・・・」


リオがコッチを見ているのが分かる。


感謝しろよ?


「リオ、そうだったの・・・」


「うん・・・」


「でも、私たちは行くわ!」


「分かってるよ」


テンションの高さは母親譲りか。


面白い母親だこと。


「姉ちゃんのことは俺に任せて下さい」


「頼もしいわね!任せたわよ!!」


俺は肩を叩かれ少しよろめいた。


なんつー力だよ!


「ママ、いってらっしゃい!」


「行ってきます!」


俺たちは玄関のところで見送った。


今日からリオと2人っきりか・・・
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