[続2]素敵過ぎる恋愛…あなたの世界へ
そして、愛美と和俊の一か月検診の日がきた。

事前に、高峰の両親から検診の日時を聞かれていたが、何を意味するのかは分からなかった。


検診も無事に終わり、ソファーに座る愛美の前に高峰の両親が現れた。

母子ともに健康だと告げると、

高峰の両親は顔を見合せながら微笑んでいた。


まあ、健康だと聞けば、うれしくなるのだろう…そんな風に思ってた。


そうしたら、なんと義父が今日は和俊を預かりたいと言ってきた。

何事かと思っていたら、俺に口元をあげて微笑んだ。

それで俺は、すぐに理由を察した。


愛美の出産がおわり、一か月過ぎなければ、

愛美を抱くことはできないと俺は我慢してきた。

愛美が大切だから当たり前のことなんだが、

愛美を抱けなくなって数カ月がたつ今は、正直愛美を抱きたくて仕方なかった。

きっとそれを分かっていたのだろう。


高峰の父の気持ちをありがたく受け取ることにした。
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