[続2]素敵過ぎる恋愛…あなたの世界へ
そして厄介な人がもう一人…

高峰の父だ。

仕事が休みだと言ってはうちに来る。

それはうれしいことなんだけど…


手に持ち切れないくらいのおもちゃや服を買ってきてくれる。

これはお店が開けるんじゃないかと言うくらい…

努力もしないで、なんでもあたえられるのは絶対に教育によくないと思って、

そしてここでも切り札を使った。


『母親である私のお願いを聞いてくれないなら、
 当分ここには来ないでください。

 いろいろ気にしてくれるのはとてもうれしいけど、私の気持ちも考えて』


もちろん、父もその言葉を聞いてからというもの…

来る時には、その時に食べることができるケーキとか…だけになった。




まったく…お金持ちの考えは本当に何年たっても理解できない。

母もそれには同感の様で…

父に言うと、父は「俺も子育てをしたかった…」と言われると悪いことをしたわけではないけど、強くだめとは言いにくいらしい。


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