[続2]素敵過ぎる恋愛…あなたの世界へ
背の高い、大きな影が見えた。

そしてほのかに香る香り…

そして、私の大好きな声・・・


「愛美・・・迎えに来た。」

貴俊さんって思ったら、うれしくなった。

『まだ、メールしてないのに…』


「そろそろだと思った。帰るぞ。

 かおるさんですかね。愛美が世話になりました。

 笠井です。

 私の車でご自宅までお送りしますから・・・

 勇人、払いは俺につけておけ…」


そういうと、私の腕を持ちたたせ、私の腰に手をまわした。

勇人さんは相変わらずという顔をして、かおるちゃんの傍に立った。

「あれは、愛美ちゃんの旦那様で、まあ俺の唯一の上司ってとこかな。」


そう告げると、外に向かった。

健司さんが、車の前に立ち、ドアと開けている。

『すいません。ありがとうございます。』

私は声をかけて車に乗り込んだ。

かおるちゃんも乗り、みんなが乗った車は走りだした。




相変わらず、愛美ちゃんは可愛いし、貴俊の溺愛はいまだに健在ということか・・・


勇人さんがぼつりと呟いていたのは誰も知らない。;;
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