ネコは魔界の王子様!?
ヴェルはレオをあたしの肩から持ち上げ、抱っこする。


レオがその腕から離れようとジタバタともがいた。


それを見ていたレオンは、どこにあったのかネコじゃらしを持って、レオに向けた。


「だから俺はネコじゃ……」


「俺だってバカじゃねぇよ?学校に通ったほうが情報集まりやすいし。それに、唯と一緒に居たかったから」


最後の一言は、拗ねたように口をとがらせながら言った。


もう、そんなこと言われたら、怒れなくなっちゃうじゃない。って、あれ?


< 119 / 146 >

この作品をシェア

pagetop