ネコは魔界の王子様!?
また何か見つけたのかな?


でも、これ以上仲間は増えてほしくないけど。


鳥さんとの会話(?)を終えたらしいレオが振り返って言った。


「魔界のものを見つけたらしい。今から行こうと思う。しかし、ここからは少し遠い」


その言葉を聞いて、得意気にヴェルが胸を叩く。


「そのことなら、任せて~。オレ、瞬間移動得意だから♪」


え!?そんなこともできるの!?


恐るべし魔界……!!


「で、どこに行けばいいの?」


ヴェルがレオに問う。


「街のはずれの森だ」


その後、ヴェルが何か言ったが、聞こえなかった。


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