ネコは魔界の王子様!?
ひととおり撫でると、あたしはある事を思い出す。


「あ、そういえば、レオの事情、聞いてなかったよね」


「それは、唯が余計な事を言ったからだ」


「ゴメン、ゴメン」

あたしが軽く言うと、レオは呆れたようにつぶやいた。


「人間とは、こんなに軽いのか?」


「え?」


あたしが聞き返すと、何でもない、と首を振った。


そして、事情とやらを語り出した。


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