ネコは魔界の王子様!?
あたしは、机の整頓をしたかったのだが、この小悪魔の可愛さには勝てない。


「じゃあ、やる事があるから、少しだけね」


「うんっ」


レオンは瞳を輝かせた。


「ゆーいー」


下から、あたしを呼ぶ女の子の声がした。


あれ……?


あたし、何か忘れてない?


「ゴメン。ちょっと待ってて」


あたしはレオンに言うと、部屋を飛び出した。


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