天神学園高等部の奇怪な面々29
…ラルフはフッと笑みを浮かべる。

「そんな事わかる訳がないだろう…ハッタリさ」

「なっ!」

驚愕する親父。

「何か卑怯な手を使うとすれば、景品を固定するくらいしかない…そう思ってカマをかけ、アンタを挑発したのさ…上手く食いついてくれた」

「ぐ…ぐぐぐっ…」

親父は怒りに赤く染まった。

「出て行け!出て行きやがれ!てめぇはウチの射的屋に、二度とくるんじゃねぇ!」

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