天神学園高等部の奇怪な面々29
「大きいし、可愛いね、テディベア」
胸に抱えたくまのぬいぐるみと見つめ合いながら、奥方が言う。
「こんなに大きかったら、生まれてくる子供達のいい遊び相手になるね」
「……」
「どこに飾っておこうかな…部屋の特等席なんていいかなぁ」
「……」
「…すー、どうしたの?黙りこくっちゃって」
「……」
翡翠は奥方の隣を歩きながら、憮然とした表情だった。
胸に抱えたくまのぬいぐるみと見つめ合いながら、奥方が言う。
「こんなに大きかったら、生まれてくる子供達のいい遊び相手になるね」
「……」
「どこに飾っておこうかな…部屋の特等席なんていいかなぁ」
「……」
「…すー、どうしたの?黙りこくっちゃって」
「……」
翡翠は奥方の隣を歩きながら、憮然とした表情だった。